「図書館」(仮称)リ・デザイン会議 実行委員会 第001回 運営会議

日時:2020年5月23日(土) 14:00~16:00

会場:zoomにて

参加者:39名

アジェンダ

1.サイト等からのFbグループへの誘導

2.サイト等でのメンバーの公開とその仕方

3.次回以降の会議日程(実施可否も含む)

4.リ・デザイン会議の目的である『2050年を見据えたビジョン』を世に出す時期、そこに至るプロセス

【決定事項】

・実行委員会FBグループへの参加について

・積極的にコミットする人の会にしたい

・申請は基本的に受け入れる

  ルールを明記し、非アクティブな人は出処進退を自分で決めてもらう

  参加している以上は役割を充てる

  甚だしい状況になったらその場で考える

・次回は0.5回、日程:6/14(日)、15(月)午後

・発起人名簿の名前を集めるので、各自入力。

・プライバシーポリシーのページ要確認。5月末で確定。

・中間のものはCC BY-SA、まとまった成果物 はCC 0で公表。

・次回開催に向けてもう1回くらい運営会議

・様々な立場の人がいる中で自由な発言をする。双方向性が担保されるときにのみ、発言の自由が保障されます。また、聞き耳を立てるだけの人は民主的な議論の阻害要因となる。参加者はみな個人の立場で参加している。この場での発言はこのグループの中にとどめてください。

・運営会議を月に1回 前回みたいな会議を2~3ヶ月に1回開催できるぐらいのペースがよいのではないか。いろいろな会議があるので、ふつうの人は参加するのは大変。たまの遊びくらいの感覚で設定するのがよいのではないか。
(事務作業的な事柄は)フェイスブックのグループの中のやり取りで進むならそれでも良い。アジェンダは事前に出しておいて、決められる部分はさくさく決めていく。

1.サイト等からのFbグループへの誘導

・サイトを見た人をFacebook(グループ・ページ)へ誘導していくみちすじを検討してほしい。すでにグループに100人ほどが参加している。人数が多くなりすぎると大変な点があるので、いまくらいの規模が適正とも感じている。また、会議だけに参加したい人もいると感じている。そういう人はwebの広報だけを見てもらえばいいし、議論だけに参加するのもそれはそれで構わない。

・ただし、情報を早く入手したいだけという目的での参加者は望ましくなく、参加するならばコミュニティを維持するために、一定の責任を果たして欲しい、と思っている。
端的に言って、ジャストウォッチャー、ジャストROMな参加者は困る。

・特に、やりとりだけを見てそれを外で吹聴するような行為は、コミュニティクラッシャーとなり、そういう参加者は排除しないと活動が持続しなくなる。フリーライダー問題とも言える。

・運営に積極的にコミットする人が、グループに入ってください。そうじゃない人は Facebookページにいいねをして見てください。という方針を提案したい。
ここで、みなさんのご意見をお伺いしたい。属人的に依存する形より、主体的に参加する人たちで運営していきたいと思っている。

・基本的に了解する。アナウンス上、グループに参加申請した人を無条件でOKとするのか。例えば、一回はこうした会議に参加したことのある人、に限定するのか。を決めておいた方がよいか。

・Facebookのグループは、参加の際に「同意」をしなくても参加できてしまう。これはFacebookの謎仕様。現状は申請が来たら、明らかに問題がある場合(スパム)を除いてすべて承認している。この会議に(一度)来てから(参加)というのは一つのやり方かもしれない。

・一回は会議とかに参加していただいて、話をしていただいたほうがよいと思います。厳密に運用しちゃうと難しくなるけれど。イベントの際に意思疎通がないと、最初の信用が得られないのではないかと思います。実行委員は会議に一度参加してからがいいのでは? 意思疎通が必要だと思う。

・(そのあたりのところは)厳しくやっていきたい。決してオープンマインドではない。酒井さんは一般市民の公募枠で自らの自治体の図書館の協議会委員をされている。利用者側、さらに言えば利用していないような、いろんな方に参加していただきたいが、お試しの設定が難しい。

・定期的な棚卸はどうだ?3ヵ月など、一定期間動いてない方への確認をする。

・個別に聞くと誰かに負担がかかりそうなので先に宣言するのはどうか?

・グループのどこかに記入していることが必要。ルール提示しよう。

・イベントを立てたときなどに態度表明しない人は、(グループから)外れていただく。(今回のイベントにおいて、グループの)98名中、48名態度表明していない人がいる。自己紹介もしていない人を消すのはありなのでは。20名くらいは自己紹介もしていない。知り合いなどだとプレッシャーを感じて動きにつながることもある。
はじめて関わってくださっていただくことは大事だが・・・。
今日来ている人はほぼ自分の知り合いで1年以内に顔を合わせている人が多い。

森:Facebook 管理者権限 申請許可について、ルール化してもらえると安心してオペレーションできる。
もし、削除の作業が入ると、(担当者に)心理的にも負担が想像される。「見直し期間が来たよ。自分で確認してね。」というリマインドするくらいなら運用しやすい。

岡本:良いアイデアだと思う。SaveMLAKなどもおなじで、入るのも去るのも自由。
自発的に自分で決めてもらうのが大事。
フェイスブックをそもそもあまり使っていない人もいるかも。

方針として決めたこと

・申請は基本的に受け入れる

・告知して、アクティブじゃない人は 出処進退自分で決めてもらう

・参加している以上は役割を充てる

・甚だしい状況になったらその場で考える


・今日は呼びかければ36名参加している。これくらいいると何か企画をしようと思ったら動くことができる。実勢力を把握できることは大事。
オンラインカンファレンス Code4Lib では、zoom や slack をサポートできる人が 20名ぐらいいる。そのくらいの人がいて成り立っている。

・こういった場に参加できる人は参加する、ということは大事。
空虚に自分だけが発言していると思うと主催者のやる気を奪う。顔を出しくださる方がいる。それだけで尊い。イベントのレスポンスひとつとっても。

・「シェアでも支援になるよ」と知らせていく。各自できることをするということが力になる。Facebookでひと言発していただくとか。見られている反響があったほうがうれしい。

・やりたいことがあるなら やっちゃえばいい。議事録は誰でもできると思う。受け取り手側が、こう思うからこうした方がいいという意見が大事。


・図書館の人に伝えるにはこうしたらいいだろうと言える人はたくさんいるが、利用者側にはこう見えるという事を言ってもらえるだけでも大事。


・(議事録担当とか広報担当とか)やったことがある人がそれぞれのグループにいる。「図書館じゃない私が参加してあげるわよ」ぐらい(の気持ち)で参加してもイイのでは?

・自由にやればいい。大事なのは、これやりたいってことをどんどん言ってくれたほうがいい。
市民で議事録読む会やりまーす。サポートしてね。ぐらいでいい。また、勉強会や意見交換会が各地でおこなわれるといい。四万十×苅田とかになったらおもしろい。
今日も、大阪・山梨・岡山・岐阜・石川・京都・三重・山梨からと参加者がいる。

2.サイト等でのメンバーの公開とその仕方

・前回会議のキャプチャーをupするのはどうか?公開前提のものだったはず。

・図書館関係と図書館を愛する人。facebookで実名出していいヒトを募るとか?

・中はこういう人たちでございますと見えてるとありがたい。

・今後は文脈がない人からのアクセスがほしい。

・署名方式がいいと思う。

・名前を出せる人が出すといい。

・発起人、賛同している人。全員でなくてよい。

・図書館業界の中でここに並んでいる顔ぶれの人たちはどういう人なのか。 

・それからロードマップを早く作る。そこにどういう対話を存在させるのかを示す。

・それが示されれば個人なり、組織なりで参画できるようになるのではないか。

・かたいところでも信用してもらえるようにしておくのは大切。

・上長から何か言われた際に「ここにも載ってますよ」といえることはいい。立場もあるので無理のない範囲で。

3.次回以降の会議日程

・次回以降について方向性がまとまったらよい。

・これだけ集まったので、今日でやめよう、ということはない。第1回は広く呼び掛けたほうがいい。

・ジャストイメージで、7月とかに開館している図書館を会場にライブビューイングなどで開催して、図書館はいろいろ考えていることが示せたら。

・「第1回は一回しかない」ので大事に育てる。0.5回は6月中旬くらい?

4.リ・デザイン会議の目的である『2050年を見据えたビジ ョン』を世に出す時期

・リアルなイベントができてもできなくても、空虚感のようなものが残る時期だろう。
今はとりあえず目の前のことをやるので精一杯。それぐらいの時期には第2波が来るかどうかも見えてきている。夏の間に頑張ってきたことを適用する時期。従来のような状況ではなくなって、その状況を中・長期で見つめたい人は出ているのでは。
図書館の中の人だけじゃなく、ユーザーにとってもそういうものが出てくると希望が持てる。図書館総合展の時期にビジョンがでてくるのはタイミング的によいのでは。そこだったら頑張れる。

・全員で集まるのは難しくても、みんなで議論したことをまとめるフェーズは必要ビジョン、制度として実装されるもの最終的な草案でなくても、課題を提示するという位置づけでもいいんじゃないかと思う。例えばそこに向かって世界的な調査、全国的な調査、短期間でできないもの、そういったものをそれから積んでいくという意味でもそのタイミングでやるのはいい。

・みんなが合意できるものを創るというよりは、インターネットルール的なRFC(リクエストフォーコメント) ある種の仕様を策定する手法がある。人文科学や社会科学でどうインターネットを使っていくかというRFCがある。アイディア集というか思考?の痕跡集を残しておく。社会実装は銘々でやる。みんながみんな同じようになることは目的ではない。それが本来の地方自治だと思う。

・アイデア集という言い方はあれだが、基本的な方向と、考えることがこれとこれ、最終的に目指すのはこういうことというのがドラフトとしてでればいいのはないかと思う。
それを実装させていくには2050年を見据えているので、図書館(仮)は今の図書館とは違うものだと思う。
みんな考えることはここ、と示す。どう考えるかはそれぞれだけど、とする。

・「市民の図書館」はある意味緩い話だが、具体的に3つのサービスみたいな柱を出して、都市における図書館に非常に寄っていた。その粗さではなくもうちょっと粒度があるほうがいい。留意すべき点は、そこに書かれる大きな言葉に縛られることがあること。

・国立大学図書館協会で2年前に、大学図書館のビジョン(国立大学図書館協会ビジョン 2020)を発表している。現場に降りてくると現場にとって足かせになってしまっている。最初にビジョンを作った人がやりたかったことと逆の方向に現場に入ってしまった。

・国大図協のビジョン2020は、比較的近い時点を目的にしたビジョンだった。国立大学で義務化されている中期目標・中期計画とセットでの扱いでもあり、やりにくさがあった。
今回目指しているのは30年後で、スパンがある。ビジョンの活用イメージが見えていたい。ビジョンは緩やかなもので、やりたいことがある人が使いやすいものになるといい。
個別の自治体が30年という遠い目標を掲げながら設計図を描く。
個別の自治体が頑張ることと、著作権がらみのような個別ではできない大きなこと、世論や法律が動くことなど、いろいろな層を意識。

・出し方の大事さはある。出すのはいいことだが、大事なのはプロセスから情報を発信すること。結論だけをいきなり出さない。この取組はプロセスから出していくのがいい。出すときにどういう位置づけで出すかも重要。

・ガイドラインには法律感が出てしまっているので、ガイドラインということばは使わない。そもそもガイドラインということばが図書館に正しいのか?

・チャレンジfor2050みたいな見せ方。今すぐやりなさいということではない。図書館法施行100年を見据えたメッセージングとして。

・「これからの図書館像」などの提言があったが、年次的ゴール目標はあった?

・「これからの図書館像」という公共図書館にとって重要なドキュメントがある。いつまで?というのが不問。文科省が出したわりにおい、という内容。知らない図書館もある。年限を大きく切るのは大切。2050年ってけっこう先。

・図書館と言いたい雰囲気ではない。「図書館」(仮)としているので、図書館という雰囲気を出さないほうが、図書館の制約がなくてよくなる。

・このWebサイトで提言したいことは、どこへむけたものか? 図書館とかその周辺の方々へなのか? 私は、1億2千万人の幅広い国民全体へ向けた提言だと思っていたが、どうなのか。
いままで、何を伝えるのか、の話はされているが、誰へ伝えたいものかをはっきりしたほうがよいのでは。

・対象は1億2000万人、後者と考える。2050年にはこういう社会がいいよねという呼びかけが必要。呼びかける対象はみんなに対してという形がいい。その中で図書館員が読んでぐさっとくることもあるだろう。この社会を目指していく中で、それぞれの図書館が何をしていくか、この社会に何が必要か考えることが大事。実際には読むのは図書館関係者だと思うが。

・読むのが図書館関係者だとしても、みんなに呼びかける形なら一般の来館者に示せるものとなる。(いま出ている)日図協の(感染症対策の)ガイドラインはそうではない。「図書館の自由に関する宣言」のほうが一般人が読んでわかる言葉で書かれている。(内容に)課題があるにしても、自由宣言のほうが一般の人にもわかるものだし、小説「図書館戦争」でとりあげられて、一般の人に認知が広まったという側面もある。

・読む意思を持てば読めるもの、専門性に偏らないものがいい。誰にでも、というターゲットのほうがいいと思う。(あいまいとはいえるけど)人に渡せる文章がいい。

・30年後に渡す文章だから、そのときに私たちはいない。いわば、遺言みたいなものになるだろう。書き換えていい遺言。


・言いたいことは言うけど次の世代が書き換えてねというスタンスが大事。5年後10年後に、なんて迷惑なものを出したんだということになっては困る。ゆるやかで書き換えてもらえるものをイメージしたらどうか。次の世代がちゃんと引き継いで書き換えて貰ってもいいぐらいのイメージがいい。

・(図書館の人が?)wikiという文化を知ることができた。自分で手を動かし、違っていたら誰かが直してくれる。みんなでコラボレーションでよくしていく。それが世の中のアップデートの仕組み。

・固定されたドキュメントとして発信するのではなく、今風に言えば社会的にハックして、よりよいものを作っていけばよい。その辺も文章として出しておくといい。

・認知されやすいほうがいいという話を聞いて、自分の子どもたちを対象に考えた。そういう大切な文章を子ども、せめて小学校高学年にわかる文章で、というのを同時に進められないか。

・ピクトグラムなど、ビジュアル的なものも合わせて作れたらよい。

・Society5.0がよぎった。そういう映像などもあってもいい。

・ステイホームでこういうのをやっている映像だったり、新しい図書館が見えるようなもの。

・一番いいのは権利的なものをはっきりしておいてそれをハックでき、自由に使えるようにすること。映像化、子ども版、翻訳など。

・webに載っている内容、文章の権利について CC BYとかは?

参考 クリエイティブコモンズ https://creativecommons.jp/licenses/

・出す文書はクリエイティブコモンズのライセンスを出すのは賛成。SAをつけてもよい。二次利用を歓迎する。キャラクターも賛成。

・webおしらせなどはオープンでなくてもいいが、アーカイブはCC BY 、成果物としてのコンテンツはCC 0で。

・クリエイティングコモンズは著作物の意思表示の仕組み。

・「自由に使ってください、クリエイターは表示してください」がCC  BY。CC 0は、 作った人の名前出さなくてもいいよ、自由につかってという意味。

・最初のうちはCC BYにしておいて、最後にCC 0にするのも一案。名前を出しておいたほうが参画してくれる人が増えるかも、と思われるが、そうでもない。

・CC-BYだと厳密にすると全部アウトになることも出てきて、意外と制約が多く、活用の場面で不便な面もある。ルールは最初から緩くするほうが楽ちん。

・最後はCC 0でよいと思う。

・中間のものはCC BY-SA、まとまった成果物 はCC 0で。無許諾で使えると、図書館で館報に載せるとか利用する道が開ける。

以上