第2回「図書館」(仮称)リ・デザイン会議を開催します!(5/16)

「図書館」(仮称)リ・デザイン会議では、第2回会議を2021年5月16日に開催いたします。

リ・デザイン会議では新型コロナを契機に、図書館の将来像について話しあってきました。そして、2021年も継続していきます。

2021年最初のイベントとして、「図書館」(仮称)をさまざまな切り口でリ・デザインするセッションを企画しました。GIGAスクールあり、司書資格の相談会あり、ブックポーカーありのこれまでにない切り口と思います。皆さんぜひご参加ください!

フォーラム名第2回「図書館」(仮称)リ・デザイン会議
開催日時2021-05-16(日) 14:00 – 18:10(13:30 開場)
開催方法Zoom
参加対象どなたでも
事前申込不要、一部セッションは必要(詳細項目をご確認ください)
ハッシュタグ#図書館リデザイン
問い合わせ先メールにてお問い合わせください

タイムスケジュール(予定)

  • 14:00~14:05 オープニングトーク
  • 14:05〜15:00 第1部:全体セッション
  • 15:00~16:30 第2部:セッション1
  • 16:30~18:00 第2部:セッション2
  • 18:00〜18:10 クロージングトーク
  • 18:40〜     アフターパーティ

セッション内容(第1部)

全体セッション:「図書館」(仮称)を再設計(リ・デザイン)する

三浦なつみ(図書館司書・Library Resource Guide 35号 特集責任編集)

2020年の新型コロナによる図書館休館を契機に、「図書館」(仮称)のリ・デザインは始まりました。

昨年度は11月の第22回図書館総合展フォーラムを中心に、3回のリ・デザイン会議を行いました。また年末にはアドベントカレンダーとして、参加者のいろいろな「図書館観」を発表しました。Library Resource Guide 35号では、昨年度のリ・デザイン会議の動きを特集で報告しています。セッションに先立って特集責任編集の三浦より「図書館」(仮称)リ・デザインのこれまでを報告いたします。

セッション内容(第2部)

第2部は分科会形式で行います。全部で9のプログラムがあります。90分ごとに前半後半に分け、内容ごとに5つのルームに分かれて行います。ルーム5のみ180分のプログラムです。以下の詳細をご覧いただき、興味のあるルームにご参加ください。

※一部、事前申込(申込順)が必要なプログラムもあります。

セッション1 (15:00〜16:30)

ルーム1:図書館論千本ノック~愛の図書館本読まずに新年度か!~

主催 
  • 中俣保志(香川短期大学教授)
  • 石黒充(図書館系会社員)
  • 子安伸枝(日本図書館協会認定司書)
  • 呉服 淳二郎(奈良市立図書館、司書見習い館員)
内容

2019年〜2021年までの図書館について発表された本から、わたしたちに問いかける命題をさぐり、コシあるトークとともに、一緒に考えていきます。混沌とした社会にあって何をなすべきか、「書」の世界が果たす役割は?直近2年の世界の良書を紹介する、ブックジャーニーの世界にいざないます。事前準備は一切、不要です。みなさんの愛、熱い心を求めています!ぜひこのセッションから、図書館やいまの社会に問われているものは何か、を考え、議論や発信のきっかけになることを希望します。

取上げる本(一例)
  • 東條文規『図書館にドン・キホーテがいた頃』(2021)
  • 根本彰『アーカイブの思想』(2021)
  • 薬師院仁志、 薬師院はるみ『公共図書館が消滅する日』(2020)
  • 伊東 達也『苦学と立身と図書館』(2020)
  • ライブラリーリソースガイド第31号『図書館からLibraryへ』(2020)    
  • 嶋田学『図書館・まち育て・デモクラシー』 (2019)

国立国会図書館サーチで図書館に関係する本のリスト 短縮URL:https://bit.ly/3fKA1ew

本が手元になくてもご参加いただけます。

ルーム2:新著『図書館をひらく』(仮称)編集会議

主催

岡本真

内容

「図書館は必要か?」という問いに終止符を打ち、その先に進みましょう。いま、そのための本を構想しています。まず読んでほしいのは首長、議員、行政職員の3者。

私が実現したいのは、知識や情報を生かす社会です。厳しくも優しく、しなやかで賢い社会です。この社会を支える手段としての図書館の計画と実践に進むときです。当日は構想骨子を示して語らいます。上記の3種の読者期待層からの参加を期待します。

ルーム3:ブックポーカー

主催

今井つかさ(公共図書館員)

内容

ブックポーカーは推理ゲームです。お気に入りの本を2冊選んで集合します。場に1冊づつ出して、お互いに質問しながら誰がどの本を持ってきたか推理します。あなたは当てることができるでしょうか? 定員3人。定員があるため別途フォームにて申し込みが必要です。

  • 定員 5名
  • 申込 好評により満席となりました
  • 当日はお気に入りの本を2冊、お手元にご用意ください。

ルーム4:図書館でリクリエーション

呼びかけ人
  • 高倉暁大(ゲーム司書)
  • 日向良和(『図書館とゲーム』共著者)
  • 松田ユリ子(『学校図書館はカラフルな学びの場』著者)
  • 石井正宏(NPO法人パノラマ)
  • 松岡章子(大阪市立図書館)
  • 林秀明(元神奈川県立図書館)
内容

かつては図書館でレコードや映画の観賞会、輪読会が行われていました。

リクリエーションって、70年前、図書館法で新たに加えられもう一つの大切な目的だったんです。

「公共図書館でゲーム」、「学校図書館でぴっかりカフェ」などの理論と実践をもとに、図書館でリクリエーションの今日的な意味を考えます。

ルーム5(セッション1・2連続):GIGAスクール構想スタート! 図書館員×学校教員でアイデアソン!

主催
  • 三浦一郎(公立小学校教諭)
  • 安田美穂子(公立小学校司書)
  • 田子環(公立高校司書)
  • 千田つばさ(公立高校司書)
  • 市東礼位子(大学図書館司書)
内容

10人(図書館関係者)×10人(学校教員)程度で、3、4グループに分かれて新しい学習・教育・探究のアイデアを出し合い、生まれたアイデアはオープンにして関心のある方々の共有財産にしましょう。今回の企画を通して、図書館員と学校教員が今後気軽に相談、対話できるコミュニティにも発展できればと考えております。

  • このルームのみ 15:00〜18:00まで続けて実施します
  • 定員 図書館関係者10人 学校教員10人
  • 申込 好評につき、満席となりました

セッション2 (16:30~18:00)

ルーム1:読書会『デジタル・アーカイブとは何か』

呼びかけ人 

Uchita(図書館員)

内容

『デジタル・アーカイブとは何か』勉誠出版(2015)をテキストにして、コロナ禍で広がった「電子図書館」と「知識情報基盤としての図書館」の差異を整理します。インタビュー・座談会を含め12の論考が編まれていますので、関心のある部分だけ読んだ方も参加可能。デジタル・アーカイブと図書館の関係について気づいたこと、話してみませんか?

  • 準備するもの 『デジタル・アーカイブとは何か』(勉誠出版)

ルーム2:トークセッション 「司書になりたい人」~訊いてみよう!司書のこと、これからのこと~

主催
  • 高原康秀(BOOK SPOT WATCHER)
  • 盛野友海(民間企業・司書資格あり)
  • 松岡章子(大阪市立図書館・司書)
内容

司書になりたい!

でも、どこで何を学べば?

働くためにはどんなスキルが必要?

働きつづけるために知っておくべきことは?

司書になりたい皆さん、その悩みを相談してみませんか?

答えるのは司書になりたい人・なった人・なりたい人を教えている人などなど

多彩な登壇者です。

採用のことや現場のことなど、一緒にお話しませんか?

リアルでちょっぴり生々しいざっくばらんトーク。

きっといろんな話が出て来るはず!

  • これから司書をめざすみなさん、かつて目指した皆さん、そんな人に興味有る皆さんの参加をお待ちしています。
  • このセッションはあくまで個人的な経験がベースになるので、制度や試験、認定の細部などでお答えできない場合があります

ルーム3:図書館員にとってのオープンデータを考える

呼びかけ人
  • 坂ノ下 勝幸(諸国・浪漫、OSMFJ、Code for OSAKA/Kusatsu/Harima)
  • 子安 伸枝(日本図書館協会認定司書第1142号)
  • 相宗 大督(大阪市立城東図書館、日本図書館協会認定司書第1038号)
  • 外丸須美乃(大阪市立中央図書館)
  • 桂 まに子(京都女子大学 図書館司書課程)
内容

国や自治体が所有している様々な情報をオープンデータとして公開されています。
また、企業、団体、個人までオープンデータを作成し、組織の壁を超えたコラボレーションを実現させています。そして、図書館でも様々なオープンデータを公開しています。

このルームは、単なる「オープンデータの事例共有」で終わらず、様々な組織や個人がオープンデータを公開する目的やその成果を共有することで、図書館員がオープンデータとどう関わっていくか考える機会にしていきます。

ルーム4:学校図書館で元気になる

呼びかけ人
  • 松田ユリ子(『学校図書館はカラフルな学びの場』著者)
  • 石井正宏(NPO法人パノラマ)
  • 高倉暁大(ゲーム司書)
  • 林秀明(元神奈川県立図書館)
内容

児童や生徒の主体的な学びの大切さが認識されるに従い、学校図書館への期待も高まっています。一方で、児童や生徒を元気にすることも学校図書館の大切な役割です。

ぴっかりカフェへの批判、反批判をつうじて、もう一つの学校図書館を考えます。セッション1(ルーム4)「図書館でリクリエーション」に関連しますが、ここからの参加も大歓迎です。

参考情報

これまで開催したフォーラムなどの情報を掲載しております。

前回フォーラム(図書館総合展で開催・2020年11月3日)