2021年の図書館総合展では、「図書館」(仮称)リ・デザイン会議年表班で茶話会を企画しました。11月15日(月)に無事終了しました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。開催の概要をまとめましたのでご報告いたします。
- 日時:2021年11月15日(月) 20:00-21:00
- 会場:オンラインにて実施
- 参加人数:17人
年表班とは
「図書館」(仮称)リ・デザイン会議についてと年表班の位置づけを紹介しました。
2020年、【30年後の「図書館」(仮称)をリ・デザインする】という目的で集ったリ・デザイン会議の運営メンバーで「年表班」を結成しました。リ・デザインのための材料として、これまで図書館というものに影響を与えてきた営みを「『図書館』(仮称) 年表」にし公開しています。この年表は誰でも自由に使えるオープンデータとして公開しています。
2021年の活動報告
年表班のメンバーからVer.2021公開にあたって、やったこと、感想などをシェアしました。また、年表のデータを活用して、2つのビジュアル版年表を作成しました。ビジュアル版年表は総合展のポスターセッションページで見られます。ビジュアル版年表を作成したメンバーから紹介を行いました。さらに、Ver.2021とは別に、未来年表も作成しています。未来年表は現在計画・構想段階の事項をまとめて作成されました。
ここで、年表班メンバーの感想を一部ご紹介します。
- 年表が見やすくなった
- Ver.2021で、1行1項目にしたことで、出典と事項が一体になった
- 改訂作業に司書のレファレンス力が生かされた
- 図書館以外の項目も充実してきて、広い視点から見られる年表になった
図書館年表マップについて
アプリ開発者の坂ノ下さんから年表アプリについて説明してもらいました。データの構造や、オープンなデータとはなにかといった質問にも答えていただきました。オープンデータで年表のデータを公表しているので、こういった活用が可能になります。
図書館年表マップは年表のデータととオープンストリートマップを連動させたアプリです。年表の事項に関連する図書館がマップ上に表示されるようになっています。ふんわりした事項、日本や世界に関する事項は今の所国立国会図書館が表示されるようになっています。
図書館年表マップはこちら→ https://armd-02.github.io/library_chronology/
参加者のみなさんに、画面共有でアプリの動きを見てもらうとともに、実際にアプリを触ってもらい、思い思いの項目を見てもらいました。また、別のアプリの形も参加者の方からご提案いただきました。
アプリを触ってみて寄せられた感想や意見をいくつかご紹介します。
- アプリを作ってみたい!
- OpenStreetMapとかオープンデータのポテンシャルをあらためて感じた
- Wikidataに触るきっかけになった
- 写真があるといいので、写真のデータが表示されるようにしては?
(写真のデータについては、ウィキデータ経由でウィキメディア・コモンズにある画像を表示させることも可能、とのこと。Ver.2022に向けての改訂ポイントになるかもしれません)
なお、年表アプリについては、HON.jpのTwitterやカレントアウェアネス-Rで紹介されました。