実行委員会第0回会議までの経緯

1.始まりの呼びかけ

私たちは2020年4月20日にFacebook上で『withコロナ時代の図書館(仮称)』リ・デザイン会議 実行委員会を立ち上げました。実行委員会を立ち上げた理由は、図書館業界のFacebookグループで『withコロナ時代の図書館(仮称)』リ・デザイン会議が提唱されたことに端を発します。

現在、新型コロナウイルス感染拡大予防対策の措置の一つとして、図書館の休館や利用者へのサービス縮小または停止などが問題となっています。全国の図書館関係者は『withコロナ時代の図書館(仮称)』リ・デザイン会議で、利用環境の変化に対応できる図書館の将来についてさまざまな議論を始めています。

私たちは未来に向けて情報や知識のあり方を再定義および再設計して社会に定着させることも真摯に目指しています。現在使われている「図書館」という言葉の定義も活発な議論を通して、将来生まれ変わるかもしれません。

『withコロナ時代の図書館(仮称)』リ・デザイン会議 実行委員会は、図書館関係者やMLAK関係者に限らず、幅広い文化機関の利用者などの参加も歓迎しています。

2.第0回会議に向けて

私たちはFacebook上に設置された実行委員会のグループ内で各種ミーティングボードを設置し、「第0回会議」の準備を進めました。設置したミーティングボードは以下の通りです。

  • 『第0回会議の開催日程』
  • 『オンライン会議の開催と進行』
  • 『会議で議論するテーマの設定』
  • 『議事や議論の内容のアーカイブ方法』
  • 『内容や結果の公開の方法』

各ミーティングボードはオンラインミーティングとFacebookを活用しながら参加者の提案に基づいて組み上げられています。また各ミーティングボードに所属する担当者についても自ら手を挙げて参加していただく形です。

初会議の開催日はボード設置からわずか2週間後の5月3日と4日で、開催場所はオンライン上でした。

3.第0回会議のテーマ

第0回会議のテーマとして私たちが決めたテーマは以下の通りです。

  1. 「図書館」(仮称)のデジタル化・ウェブ化・オープン化をどのように進めていくか
  2. 「場」としての「図書館」(仮称)はどのような進展していくのか
  3. 実空間と情報空間の「図書館」(仮称)をどのように融合していくのか
  4. 「情報」「知識」の創造・流通・保存・利用等を「図書館」(仮称)で、どのように行っていくのか
  5. テーマに上がっていないものでも限定せずなんでも語らう『Ask Anything』

これらはFacebook上の議論だけでなく、オンラインミーティングなども活用した準備ミーティングの中で生まれたテーマです。

以上の過程をへて、私たちは全国規模による『withコロナ時代の図書館(仮称)』リ・デザイン会議を開催いたしました。


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
このページは「クリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 4.0 国際 ライセンス」の下に提供されています。