2020/06/15 Mon 14:00-17:00
参加者31名
オープニング
- 第1回でどんなことを問いかけると良いかがでてくるといい。
- 思い付きで話すだけでなく、ちゃんと組み立てていく事が大事。
- 議論をしていくための仕掛けは重要。
- 改定・アップデートされていく仕組みも必要。
14:30~15:00 ターン#1 【進行:桂まに子】
導入
- 昨日の印象的な部分。ノンバーバルな世界が来たとき、Libraryはどうなるか。
- Library(図書館)はStorage(ストレージ)。それだけではだめでどうアクセスできるかが図書館の要。
- 具体的な第1回に向けての運営。11月の図書館総合展に向けての企画・運営の仕方。
- 図書館がなろうとしている公共スペースとは?これからの問いかけ。何をやって何をやらないか。
主な発言
- 「利用者の声を聴く」という図書館のスタンス自体をこれからの図書館のあり方としてどう考えるか。
- サービス提供者と受益者という関係性を乗り越える必要がある。
- 市民に広く開かれた場であって欲しい。
- 「公共」のあり方について
- 行政主導、税金での維持管理からの離脱。
- 映画「パブリック」ではシェルターとしての図書館が描かれている。
- 技術、テクノロジーの利活用は、世の中に必要とされるか。
- 図書館はプラットフォーム。何を提供するのか?
- 行政からは、公共財・インフラとして認識を受けていないというのが現状。
結論または課題
- 図書館の未来を考える上でベースとなる課題図書をスレッドにみんなであげる。
- (参考)「この春から図書館員になったけどコロナ禍下の混乱で何をどう理解してよいか戸惑っている(としたらそのような)人のための読書案内: (1) 場の機能編」(egamiday 3、2020-5-27)http://egamiday3.seesaa.net/article/475315923.html
15:15~16:00 ターン#2 【進行役:中俣保志】
導入
- 昨日触れられなかった点について発散し、視野を広げたい。
- saveMLAKの声明も含めて、場としての図書館について考えていきたい。
主な発言
- 戦略のあとの戦術(タクティクス)の話もしていかないといけない。
- 30年後を構想しつつ、小目標の議論もあってもいいのではないか。
- コロナは瞬発力が求められることがらだった。
- 予想できてなくても、どこまでできるか。
- とりあえずやってみる・投げかけるのが大事。
- 情報を検索することは本能的な快楽。
- 公共、市民社会、地域、公平性という言葉の範囲。
- 地域や個人によって捉え方が異なる。
- 言葉自体もリ・デザイン、リ・シンキングが必要。
結論または課題
- 戦略としてどこに向かっているかを前提としてタクティクスを組み立てる必要性。
- 現場で蓄積された経験、知見で対応できることがある。
- 市民社会、公共、公平性という言葉を問い返すことがキーになる。
16:00~16:45 ターン#3 【進行役:くさかきゅうはち】
導入
- 本来的には皆さんに話してほしい、考えてほしいという意識がある。ここまででわからなかった、あれもう一回聞かせて、今言っておきたい、という時間にしたい。
主な発言
- デジタルの効率性とコスト感について。
- 30年後の司書はどんな存在になっているか。
- 学んだことを図書館でやっていくことが大事。公共だからという制限を外す。
クロージング
- 公共について参考文献紹介
- ハンナ・アレント『人間の条件』(筑摩学芸文庫)
- ユルゲン・ハーバーマス 『公共性の構造転換』(第二版・未来社)
- 今日の会議自体も話題提供や、もやもやや、メッセージから編み出し編み込んでいく場。共通認識ができ、公共の足場になっている。
- 0回、0.5回はトピックを出すステップ。課題はたくさん発見されたが、答えてくれる本が身近にあり、探すスキルはある。第1回からはより具体的に落とし込む形に持って行く。
- 思ったことはグループに投稿する。メッセージを伝えるには文章が一番伝わりやすい。
- 今後の予定
- 7~9月 に第1回を開催。
- 11月の図書館総合展で初年度の総括として一定の答えを出す。