私は図書館で働いて、いただいたお金で毎日暮らしているから視点は少しずれてくるかもしれないという怖さを、いつも持っている。
だから、図書館を使う人々の視点になって、時々は考えてみる。
図書館って、なんだろう?
図書館の良いところは、なんだろう。
いちいち書かないけど、いろいろある。
(働いている者として、おすすめポイントもある)
もちろん、求める人に本や情報を提供するのが図書館なのは基本だけど、それだけが図書館じゃない。
では、いまの時代の図書館を使う時に、困るところはなんだろう?
私は図書館の味方だから、いちいち書かないけど心の中で思うことは、ある。それをダメなままにしておきたくない…だって、味方だから。認めて、どうすれば良くなるのか…考え始める。そして、声に出す、他の方の考えや気持ちを知る、みんなで考える、話し合う。
なにもかもが、すぐに必ず手に入るとは言わない。何かをするにはお金がかかるし、形にするには時間もかかる。
待つこと・望むこと・続けること・あきらめないこと、どれも必要なこと。いままでのみんなも、いろんなことをそうやってきたのではないのかな。
だから、図書館を使ってみてください。
あなたと合うところを、探してみてください。図書館の人に、こんなことをしてほしいって、伝えてみてください。あなたの暮らしの中に、図書館も巻き込んでみてください。
私にできる役割は小さなことかもしれないけど、あなたの図書館への思いを聞きたい。それを先につなげたい。みんなで、いまからの図書館を育てていきたい。もし、その思いや行動で、図書館を取り巻く人々みんなが育っていくことにもつながったら、良いな。
みんなで、成長する勇気だ!……
そう、思っている。
2020年12月11日
高柳 有理子
(豊橋市中央図書館 郷土レファレンス担当・会計年度任用職員)
この 作品 はクリエイティブ・コモンズ 表示 – 継承 4.0 国際 ライセンスの下に提供されています。